こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー35、バイソン(バッファロー)です。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№35. Bison ~バイソン~
【儀式、がテーマ】
北米インディアンのラコタ族に伝わる民話が紹介されています。干ばつで大飢饉に陥っていた頃、酋長は食べ物を探すために優秀な2人の男を偵察に送り出しました。
厳しい大地を旅しながら、ほとんど何も見つからない中、彼らは偵察を続けました。ふと目をやると地平線上に輝く白い服を着た女性が見えました。
1人目の男はその女性に一目惚れしたけれど、2人目の男は美人というよりちょっと人とは違う、おそらく神聖な存在だろうと思い、それを仲間に伝えて怒らせないように忠告しました。
1人目の男は忠告など聞かず女性に手を出そうとすると白い霧が二人を包み込み、やがて霧の中の仲間の男は消え失せ、女性だけが残りました。
女性がこちらへ近づいてきたとき、残った2人目の男の目には仲間が白骨化しているのが見えました。防御に弓を引きましたが、女性はこう言いました。
「私は神でありワカンです。あなたの弓では傷つけられません。私はまたプテサンウィ、ホワイトバッファローカーフです。私の言う通りにすれば、より良い、より豊かな、より平和な生活を送れます。」
彼女はラコタ族に正しい生き方や礼拝の仕方を教えました。また聖なるパイプ「チャヌンパ」とそれにともなう儀式を紹介しました。
ブックレットにはこう書いてあります。
真実性と平和を抱いて生きましょう。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
あなたの人生はあなたのもの。
ですから、他の人が望むような生き方をしてはいけません。
儀式によって得られる平和を日常生活の中に取り入れることで癒されます。
自分に栄養を与え、自分と家族にとって有益で役に立つ習慣を身につけましょう。
Wikipediaによるとワカンとは創造主のような存在(グレート・スピリット)です(下の方にリンクを貼ります)。スー族(その中にラコタ族がいる)に様々な儀式をもたらした存在と言われています。
ごちゃごちゃした現実的な生活から離れて自然界や精霊とつながれるような儀式を日常的に身に着けておくことで精神的かつ霊的な助けになり、心に平和が訪れると伝えたいカードです。
さて、バイソンはアメリカではバッファローとして知られています。インディアンの人々に対してダメージを与えるために徹底的に白人入植者によって狩られたという悲しい歴史のある動物ですが、幸いヨーロッパやアメリカで復活しつつあり、イエローストーン国立公園などでその群れが保護されています。
この動物は今-
絶滅の危機に瀕しています。
神聖なものとつながる儀式といえば、神棚をおまつりしたり、仏壇で手を合わせたりすることもまたそうですね。私たち日本人にはなじみ深い習慣です。仏壇にロウソクを灯してご先祖様に話かけることで救われることもあります。儀式といえばお彼岸や初詣なども。心に平和をもたらすと言われると理解ができますね。カードのバイソン(バッファロー)は白くないですが、この白いバッファローのお話から、インディアンたちにとって白いバッファローが生まれることは特別で神聖視しているのだそうです。そして白のターコイズはホワイトバッファローターコイズと呼びお守りとしてインディアンジュエリーになっていたりします。人物像としてみるなら、やっぱり白、色白でがっしりした人(イメージしにくい?)また白い服がよく似合う(白衣もあり?)背中が丸い、儀式にかかわる人。
オラクルメッセージとしては、やはり日々の信心、ちょっとした心を穏やかにするジンクスや儀式を大切にして心の平和を得ること、本当の自分で生きること。
ワカン(ワカン・タンカ)とプテサンウィについては以下のWikipediaに詳しいです。
以下のサイトにもお話が載っています。
ホワイトバッファローカーフはドリーン・バーチューによる『アセンデッドマスター・オラクルカード』にも1枚あるんですよ。
【Peace Offering(仲直り)】というテーマのカードです。ホワイトバッファローカーフが平和の象徴と知られているからですね。欧米の人には有名なんですかね。
※なお、『アセンデッドマスター・オラクルカード』は現在絶版しています。正規品の中古も探せば見つかります。粗悪な海外コピー品が出回っていますのでご注意ください。