こんにちは、テレサです💖
バッファローです。カード画像のバッファローの姿が哀愁漂ってるのがすっごく気になります。
アメリカ先住民インディアンの人々にとっては、バッファローの表情ってこういう印象なのかな…
メディスンカードについての予備知識もぜひご覧くださいね💖(じつはこれ⑥まである…💦)
カードのご紹介は1枚につき1記事としています。
この記事では、カードを使うにあたって必要だと感じるところを翻訳してまとめていこうと思います。
どうしても完訳が読みたい方はVOICE社刊のメディスンカードを中古で手に入れるのも良いですし、正規輸入品を購入して、ご自身で翻訳してみてください。2021年10月中旬現在、Amazonで3000円ぐらいです。
では早速、いくよー!
№19. Buffalo ~バッファロー~
バッファローよ…
貴方は私たちに
命というギフトをもたらしてくれる
祈りを聞いておくれ
煙が上がり、フェニックスのように、
私たちは聖なる言葉の中で
生まれ変わるだろう
テーマは『祈りと豊かさ』
ラコタ族の伝統では、ホワイトバッファロー・カーフ・ウーマンが聖なるパイプを人々にもたらして、祈りを伝えました。
パイプのボウルの部分は、男性性と女性性のメディスンを持つハーブ「タバコ」を入れる容器でした。
パイプの茎は、男性性が女性性の中に入り、新たな生命を生み出すことを表しています。
男性性と女性性が一緒になることで、グレート・スピリットの聖なるエネルギーとのつながりができます。
パイプにタバコが入れることによって、天への祈りと賛美を行いながら、自然界のすべてのファミリーがパイプの中に入りってメディスンがシェアできるよう求めたのです。
その煙は視覚化した祈りとされ、非常に神聖で浄化されたものでした。
動物はすべての神聖な存在ですが、多くの伝統ではホワイトバッファローが最も聖なるものとされています。
ホワイトバッファローの出現は、祈りが聞き届けられていること、聖なるパイプが尊重されていること、そして予言の約束が成就していることの証なのです。
ホワイトバッファローは、豊かさと恵みの時を告げる動物です。
バッファローはプレーンズインディアン(訳注:北米グレートプレーンズで遊牧を行なっていた北米インディアン)の主要な栄養源でした。
バッファローは、食料となる肉、衣類となる皮、長い冬を過ごすための暖かくて柔らかいバッファローのローブ、そして接着剤となる蹄を与えてくれました。
バッファローのメディスンは、祈り、感謝、そして受け取ったものへの賛美です。
バッファローのメディスンはまた、すべての関係を神聖なものとして尊重し、すべての創造物の生命に感謝の気持ちを表しながら、豊かさが存在することを知ることです。
スピリットが見守る狩猟場に入る前にバッファローは、自らの身体に与えられたギフトを差し出したいと、そして地上で最高の利益のために使われたいと、願っていました。
だからハンターを容易に踏み潰したり逃げたりすることはありません。
バッファローのメディスン使うことは、神聖な作法でパイプを吸うことであり、すべての人種、すべての生物、すべての国、すべての生命と共有できる豊かな生命を賛美することです。
それは、他の人のために吸い、その人のニーズが満たされるようにし、万物の調和のために祈り、その調和の一部としてグレート・ミステリーを受け入れることを意味します。
もしあなたがバッファローのカードを引いたら、自らのエネルギーを祈りに使うように求められているのかもしれません。
また、誰かの祈りの答えを導きだす道具になれとに求められているのかもしれません。
自分とは異なる人生の歩みというものが、いかに神聖かを認識する時期を意味している可能性があります。
たとえそれが自分に悲しみをもたらすものであっても、他人の道を尊重することは、バッファローがもたらすメッセージの一部なのです。
あるいは、これは人生の意味と平和の価値を再認識する時なのかもしれません。
悟りと、冷静でいることのパワーを求めて真剣に祈り、すでに持っている才能を讃えれば、混沌とした中にも静けさがもたらされることは間違いありません。
バッファローのメディスンは、グレート・スピリットの助けなしには何も達成できないこと、そしてその助けを求めるために謙虚にならなければならないこと、そして受け取ったものに感謝しなければならないことをあらわしているのです。
逆位置
バッファローの逆位置を引く場合は、助けが必要なときに助けを求めることを忘れてしまっていないかというサインです。
また、求める手を握りしめて閉じてしまっては、豊かな恵みを受け取ることができないということです。
バッファローの逆位置の意味を理解するためには、次のようなことが考えられます。
- 永遠のパートナーであるグレート・スピリットを、私は忘れてしまっていないだろうか?
- 物質的世界で自分を追い込みすぎて、すべての生命の源と再会することがいかに重要かを見失っていないか?
- 他人のやり方を尊重し、自分が望むのと同じくらい敬意を払うことを忘れていないか?
- 今、自分の人生が最高の利益のために使われていると感じてることができているだろうか?
- 自分の人生、財産、才能、能力、健康、家族、友人に感謝することを忘れていないか?
- 他人と仲直りしたり、自分の心の中の葛藤を和らげて、再びバランスよく歩けるようする時が来たのではないか?
バッファローになりなさい。
祈りと賛美の煙を感じながら、自分のバッファローのローブを白に変え、世界の祈りに答えられる存在になりましょう。
やっぱり出ましたね。ホワイトバッファロー・カウフ・ウーマンのお話。アメリカ先住民インディアンの叡智がもとになっているメディスン・カードなので当たり前といえば当たり前。
現地の人が喫うパイプを私はまだ映像ぐらいでしか見たことがないんです。タバコといっても昭和のオジサンがスパスパ喫っていたアレとは違う、本当に神聖なツールだったんですね…一度実際に吸っているところに居合わせてみたいものです…😢
このメディスン・カードの前知識の部分で、イメージできるような描写があったのご覧いただいたでしょうか。『アニマルメディスンの癒しのパワー』のところ。三日月の夜、炎が焚かれた評議会の火の傍ら、長老たちが集まって、そこに…
祈りとそれに伴う豊かさがテーマの『バッファロー』(ホワイトバッファロー)には、そういう神秘的な儀式のイメージもついてくるように思います。
自分から身を捧げているとは、その文化で生きていない私にはさすがにちょっと共感しにくい部分があるけれど、スピリットの存在を常に信じ、肉体がなくなっても「すべての生命の源に戻る」と思えば、最高に役立つならと考えるのも、理解はできます。
メディスン・カードの動物たち、いやすべての生き物、地球上の存在はグレート・スピリットが生みの親で、神聖な存在。中でもこの文化の中では『バッファロー』はより神聖なんですね。9種のトーテムに入っている人は、スピリチュアルな仕事が関連したり、アメリカ先住民インディアンの人々の信じる世界と、魂で深くつながっているのかもしれませんよ~!💖