こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー13、タランチュラ。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№13. Tarantula ~タランチュラ~
【つながり、人間関係がテーマ】
女神ダイアナの娘であり、魔女伝説(ウィッカ/ペイガニズム)で大切な役割を果たすアラディアの伝説。調和と愛という生得権を人と結びつけるために地上に降りたアラディアのお話が紹介されています。
彼女の生きる環境では月のサイクルも季節も無視され忘れ去られていました。母の教えを説くべく歩き続けたアラディアが出会ったのは大きなタランチュラが、一生懸命に月の光に煌めく糸を紡ぎだす姿。
その姿から、月や地球、岩、人…すべての命がつながっているのだと、彼女は実感したのです。
またもう一つのお話も取り上げられています。ギリシャ神話の中でアテナに挑戦を挑んだために蜘蛛へと変えられてしまった傲慢なアラクネのお話。
ブックレットにはこう書いてあります。
あなたの人生の中の別々の断片をひとつにまとめる時が来ました。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
すべては関連しています。
怖れを感じたり、自信が持てないときは、決して自分が独りぼっちではないことを知るのが大切です。
あなたは魔法を使うことができます。
人は誰でも魔法が使えるのです。
一見独立していると思うものが、背後ではすべてつながっている…様々なところでそういう場面に遭遇しますね。人間関係でも、自分に起こる何らかの事件でもそうです。
つながりのないものをつなげること、そしてその意味の中には自分ひとりで生きているのではないという思いを含み持つメッセージのカードです。
実際のタランチュラは100本もの小さな管が網状の巣糸を作り出していて、この強い放出の力にで糸はすぐに固まり、柔軟でありながらもとても頑丈な巣材となるといわれています。
この動物は今-
スリランカ、アメリカ、メキシコの固有種など、絶滅危惧種に指定されている種があります。
魔女伝説が出典のアラディアは一般的な神話とちょっと違い、土着で野生の信仰で日本でいうと昔話や民話のようなイメージかもしれません。オラクルカードや亜種のタロット、ゴシックな神秘的なイラストレーションにも月光を浴びた蜘蛛の巣が描かれているのを観たことがありませんか?人気のあるモチーフですよね。さてタランチュラで人物像を見るとするなら、カード通りで見てみれば「誰かと誰かを結びつける」仲介するのが上手な人かもしれません、ネットワークの中心人物とか。生物の特徴として毒を持っていることも考慮するとなると、一度つき合うと「悩殺される」!?そういう意味ではちょっと注意な人物でしょうか笑。丈夫な巣をつくり人を捕まえる…場を作るのが上手で魅力的な人でしょうかね。
さてオラクルカードのメッセージとして読むならば、関連性を意識して物事にあたること、あなたの中に無関係なものは何もないこと、人とのつながりには意味があることなど。一人ひとりが別々にエゴを持つ人間は、周囲が見えなくなると孤独を感じやすいですから、落ち込みすぎたり、「誰にも助けてもらえない」「一人でがんばらなければ」と感じると鬱を発症することさえもあります。誰かに手を差し伸べてあげることもまた、メッセージの一つなのかもしれません。
このカードを思う時…
つながり、そして関連性、絆へと、脳内で意味を派生してしまいました。ある歌を思い出すんですよね。それはとても有名な、中島みゆきさんの『糸』、みなさんも思い出されたはず。
縦の糸は あなた
中島みゆき『糸』
横の糸は 私
織りなす布は
いつか誰かの傷をかばうかもしれない