こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー20、ハクチョウ。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№20. Swan ~ハクチョウ~
【美、崇高な芸術、愛がテーマ】
ギリシャ神話の光、音楽、癒し、予言の神、アポロの物語。(※ここでのお話は諸説あり、異なる資料も多数ありますがブックレットを優先します)
アポロの母レトは神々の王ゼウスの目にとまりましたが、断られたため白鳥に姿を変えて彼女を誘惑。のちにレトはアルテミスとアポロという弓使いの双子の神を産みました。
音楽の神アポロはたまに地上にきて優れた音楽家の演奏を聴くのが大好きでした。アポロのお気に入りはキグナスという音楽家。何年もキグナスの崇高な音楽を聴いていましたが、ある日キグナスが亡くなってしまいます。
悲しんだアポロはキグナスを白鳥に変えて夜空へ解き放ち、それが白鳥座の由来となっています。
またアポロは癒しの神でもあり、白鳥の馬車を持ち、神殿で多くの白鳥を飼ったとされています。ギリシャ文化において白鳥は愛と美を連想させる神聖な生き物として保護されました。
ブックレットにはこう書いてあります。
美は私たちの身の回りに存在します。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
観察しようと思えば、自然界にはたくさんの美があります。
しかし、美しさというものは非常に主観的であるということを忘れてはいけません。
まずは自分を愛し、自分を知ること。
あなたの周囲にある美を探しましょう。
求めれば答えは返ってきます。
恋のアプローチに白鳥に変身、亡くなった大切な人を白鳥に変えて夜空に…ロマンチックですね。また白鳥は死の間際まで無口で、その後、神々に向けて心に響く美しい歌を歌うと信じられていて、これが「白鳥の歌」の語源とのことです。
さて白鳥のつがいは一生添い遂げるするのが普通のようですが、パートナーが死んだり繁殖できなかったりすれば、新しい相手を見つけることもあるそうです。一度つくられた巣は強力に警戒され、巣を守っていた白鳥に襲われた人間が溺れたというエピソードもあるとのこと。
この動物は今-
絶滅の危機になっている種類もあれば全く心配がない種類もある状態です。
白鳥といえばバレエ『白鳥の湖』あの舞台を観るだけでも「芸術性」や「美」といわれれば納得ですよね。また『みにくいアヒルの子』もまた、美しさの象徴でしたね。ギリシャの世界では特別な意味を持つ白鳥、添い遂げることからリーディングの意味合いを美から愛へと広げるのも自然です。美といえば占星術による金星、そしてやはり金星は恋愛にもかかわる天体です。いろいろと頭の中でイメージをつなげ、発展させてインスピレーションできるようになりたいですね。さて白鳥から人物像を見るなら、造形的に美しい人、ロマンチックな気分にさせてくれる人、また高貴な感じがするからか高嶺の花みたいなイメージもありますね。
オラクルメッセージとしては、美しいものを見つけること、自分自身の美を追求すること、愛するパートナーを大切にすること、芸術に触れる習慣をつけてみること、などかなと思います。
バレエ『白鳥の湖』の参考動画としてこちらがわかりやすいですよ。