こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー22、アフリカクロトキ。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№22.Sacred ibis ~アフリカクロトキ~
【学習、学び、知識、がテーマ】
エジプトの朱鷺の頭を持つ神、トート神のお話です。
トート神は魔法を使える神であり、亡きオシリスを復活させるためにその妻イシスに強力な呪文を教えたり、またその息子であるホルスの毒を取り除く呪文を教えて助けたのもトート神でした。
魔術や召喚に関する書物はすべてトート神が執筆するということになっています。
ですから実際に書いている作家たちはトート神のエネルギーをチャネリングしているといわれているおり、人間が読むと死んでしまうとさえいわれる程のパワーの強い本を書きました。
トート神は学問と知識の神でもあり、学校や図書館の周りにトキを置くように奨励されたり、古代エジプト人は捕獲したトキの群れから何千羽ものトキを取り出してミイラにし、トートの神殿に供えました。
ブックレットにはこう書いてあります。
知恵を得るには時間がかかるものです。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
忍耐強く学び、深く掘り下げていきましょう。
継続的に学ぶことが成長の鍵となります。
試験や勉強で成功する兆しです。
皆がそれぞれ自分の中に知恵の源を持っていても、全員が使おうとするとは限りません。
魔法をかける場合は、結果を十分に理解した上で行いましょう。
世界で最も強力な神ともいわれるトート神、知識や叡智そのものの象徴だと言えるでしょう。トキの頭を持つトート神のカードから、あなた自身が生まれ持つ知識の源泉、トート神とのつながりを意識し自信をもって学び続けてください。
さて、実際のトキは頭が禿げていて首が長く、泥や水に適応した細長いくちばしの鳥。サハラ以南のアフリカやイランで繁殖する渡り鳥で、翼を広げると約1.2mにもなるとのこと。うーん…禿げた頭が賢そうに見えなくもないですが…(私個人の意見です笑)
トート神の象徴でもあるトキはアフリカクロトキで、このカードのブックレットに実際に記載されている学名Threskiornis aethiopicusでその通りですが、カードの絵柄とは異なります(カードの絵柄は美しいピンク色のトキですね)。
アフリカクロトキのウィキペディアでは、「人間との関係」の項目にトート神とのつながりも少し言及されています。
この動物は今-
特に心配はありません。
占い好きのキャリアが長いテレサはトート神と聞くだけでワクワクしますよ!その頭が「トキ」なのです。トート神といえば『トートの書』、ブックレットに書かれた「読むと死ぬ本」ってのはこれのことかな?架空の本ともいわれていますが…実際のところはわかりません。ちなみに魔術結社『黄金の夜明け団』出身のアレイスター・クロウリーという魔術師も『トートの書』という本を出しています。つまり、後年に影響を与え、魔術と深いつながりも持つ神となり今に至る、大きな存在です。さて人物像として見るなら、知識欲の塊のような勉強熱心な人、小説家などの物書きさん、哲学家や医師、宗教学者さん、いつも何か物を考えていそうで、味方になってくれたらなんでも知恵で解決してくれそう。頭がはげてる!?目が鋭い、身体は小柄、足は長そう…いかがでしょうか。
オラクルメッセージとしては、やはり「真摯に学び続けなさい」また、「試験の合格」の暗示、魔術に関していえばオマジナイなんかも効き目を発揮する気配!?謎めいたカード、トキは、なんか重みがありますね~!
トート神は伝説の錬金術師ヘルメストリスメギストスとも深く関係しています。ヘルメストリスメギストスについては西洋占星術のページでほんの少しだけ触れましたよ。