こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー27、ビーバー。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№27. Beaver ~ビーバー~
【仕事、勤勉さ、がテーマ】
北アメリカ大陸の先住民であるオジブウェ族にビーバーの民話があります。フワフワでチャーミングな尻尾が大のお気に入りのビーバーは、みんなに自分の尻尾の自慢話を聞かせます。
ビーバーは尋ねます。「ねぇねぇ、鳥さん、ぼくの尻尾すっごいフワフワじゃない?」…すると鳥の答えは「うん、でもさ、それって丈夫なの?」と、なんともそっけない答え。
なんとなくバカにされたような気がしたビーバー。今度はジャコウネズミのところへ行って尋ねます。「僕の尻尾、いいでしょ!フッワフワじゃない?きれいでしょ?」するとジャコウネズミはこう答えます。「君の尻尾がきれいとか誰も気にしないよ」
憤慨したビーバーは仕方なくダムをつくるための木を伐りに戻ります。ですが気持ちがもやもやしてぼんやりしていると、うっかり木が倒れてきて自慢の尻尾はペッちゃんこに…怪我で毛も抜けて黒くなってしまいました。
嘆き悲しむビーバーに、たまりかねた神様が地上へ降りて笑顔でこう言います。「いいや、君の尻尾は醜くなんかない。もっと力強く泳げるようになる。」そしてこうも言いました。
「友達が君を好きなのは尻尾のせいじゃないんだ。君が一生懸命働いていて、親切で善良だからであって、君の尻尾は関係ないんだよ。」
ブックレットにはこう書いてあります。
仕事を愛するということはギフトです。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
仕事と休息のバランスをとり、できれば仕事を自分の目的と一致させることが大切です。
どんな仕事であっても、積極的に心を込めて取り組むことが健康につながります。
自分の仕事を誰かに細かく管理されながら働くのは一番良い働き方とは言えません。
今こそ、あなたが自分自身の上司となる時なのかもしれません。
自分の気に入っているところをほめてもらおうとしたら、友達から塩対応。そんなことで気が散って仕事がおろそかになってしまったビーバーは、とうとう自分で好きな尻尾を失ってしまったかのような悲しみが…。
でも違いましたね。真面目にダムをつくるビーバーの愛される理由は勤勉さと、親切さ。そして尻尾はより生活に役立つものへと変わったのでした。
さて実際のビーバーはすごい働き者です。川や水路を迂回させたり、ダムを作って浸水域を作ったり、プールや池を作って魚を繁殖させたり、特定の植物を繁茂させたりすることができるそうで、自分の巣のためには昼夜問わずのダム工事で文字通りずっと働きっぱなしなのだそう。
ビーバーは人間以外で生活環境を整備する能力を持つ唯一の生物である、と言われています。
この動物は今-
頭数の懸念はありません。
ビーバーの身体は毛でふわっとしているのに、尻尾が平たくて堅いとは、この民話を知って写真検索するまで恥ずかしながら全然知りませんでした。シルクハットのもとになるくらいにふわふわの毛は魅力なので、ぺったんこになる前の尻尾にさぞ愛着があったでしょうね。尻尾は身の危険があるときは水を打ち付けて仲間に知らせる時にも使うのだそう。賢く知性もある動物です。さて人物像として見るなら、夜行性、働き者、活動的でいつも忙しくバタバタしている、自分の生活エリアに特別な思い入れがある、「家」にこだわりがある…見た目は丸っこくて…出っ歯?!
オラクルメッセージとしては、自分のためと思える仕事をしましょう、仕事は自己管理しましょう、休みをちゃんと取ってしっかり仕事をしましょう、自分の生活のために正しい住環境を構築しましょう…など。