こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー29、タンチョウ。28番のチョウに続いて、29番はタンチョウ。…失礼しました。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№29. Red-crowned crane ~タンチョウ~
【忠誠心、不動心、がテーマ】
今回のお話はなんとまあ、日本の昔話「鶴の恩返し」!私たち日本人にはなじみ深い有名なお話ですね。今回はブックレットに従ってご紹介します(ブックレットの英文がWikipediaととても類似していますので素材元になったのかな…)
ある冬の寒い雪の日に、一人のおじいさんが薪売りに出かけていたところに、猟師の罠にかかった一羽の美しいタンチョウヅルを見つけ、助けてあげました。
その夜は吹雪、おばあさんと粗末な食事をとっているところに、誰かが扉を叩く音。見ると美しい少女が立っていました。「嵐なので少し居させてもらえませんか…」
嵐が止まず娘は老夫婦の世話をやきます。娘は見ず知らずの親戚を訪ねるということでしたが、それよりこの老夫婦の子になりたいという。おじいさんとおばあさんはとても喜びました。
毎日布を織るために小屋に入る娘、出来上がった布は不思議な魅力で、とてもいい値段が付きました。お金が入るとまた心を込めて娘はより不思議な美しい布を織りました。ただしたった一つの約束が…
「娘が布を織る姿は絶対に見ないこと」
夫婦は裕福になっていきました…
ブックレットにはこう書いてあります。
自分自身の忠誠心を見直す時が来ました。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
あなたは信頼に足る人物でしょうか?
誓ったことは守りましょう。
人間関係はゆっくりと、そしてしっかりと築くようにしましょう。
あなたはどんな約束をして、何を守らなければならないでしょう?
ブックレットの掲載はなんと、お話はここまでだったのですが(日本人としてはありえない笑)、実際には忠誠心や不動心、信頼に深くかかわる物語がこの後に続きますよね。
そうです、へとへとになる娘を心配して、おじいさんは布を織る娘の様子を見に行ってしまいます。見られた娘の姿は魔法が解けて鶴に戻り、おじいさんとおばあさんに見守られながら大空へ帰ってしまいました。
さて実際のタンチョウは、つがいの相手が見つかると、優雅なダンスと心に響く笛のような鳴き声で結ばれ、命が長らえるにつれ深い絆を強めていきます。生涯にわたって交尾をするため、貞節、忠誠、長寿の深い象徴となっています。
この動物は今-
種類によって幅広く状況が異なります。
ブックレットの引用部分にある内容は、昔話のおじいさんおばあさん側にも、そして娘側にも、違う視点からともにあてはまるもので、納得がいきますね。このカードが出るたびに、この昔話を思い出すのはすごく容易いでしょう。堅実に、また恩を返すために自己犠牲をしながら布を織る鶴の姿は忠誠心そのもの。人物像でいえば義理堅い人、動きが優雅な人、手足が長いイメージでしょうか。声が美しい、一途な人。昔話から引き出すならば、成果物にも焦点が当たるかもしれません。美しいものを身を削って作り出す、みたいな。
オラクルのメッセージとしてはやはり、自分自身の忠誠心が試される時、固く誓ったことは守り通す、律義さや健気さ、などでしょうかね。恩を返してもらえる時、みたいなのもアリかもしれません。今回の昔話は日本のなじみ深いものですから、ご自身でもぐんとイメージを広げることができるのではないでしょうか。