こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー32、サイです。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№32. Rhinoceros ~サイ~
【中庸、極端にならない、がテーマ】
ヒンドゥー・ヴェーダの火の神について紹介されています。
ブックレットに記載のAkkaneeに該当するのはアグニ神のこと?…かと思われますが、とりあえずそのままカタカナ表記の「アッカニー」として記載します。アグニ神はサイに乗っているかどうか不明です。一般的には雄羊に乗っていると書かれている資料が多いです。
ヒンドゥー教のヴェーダの火の神アッカニーは、巨大な角を持ったサイに乗っています。彼は世界のすべての情熱と火の源であり、火はまさに、ポジティブに使われることもあれば、暴走することもあるというもの。
結婚式で重要な役割を果たす火を与え、料理のための火を与える。祝福し浄化のための火を与える。一方で、嫉妬を増大させるものも炎であり、人間関係を灰になるまで焼き尽くすのも火なのです。
自分の故郷や家を火災にすることさえ可能なものさえも、炎です。アッカニーは中庸を保つこと、バランスをとることを求めています。
ブックレットにはこう書いてあります。
なにごとにも中庸を求めましょう。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
バランスの取れた中間の道を見つけましょう。
全てが黒と白の二択ではありません。
何かに熱中するのは良いことですが、夢中になりすぎるのは良くないかもしれません。
必要がないと感じるのも残しておきましょう。
冷静さと抑制をもってバランスを取る。感情に引きずられすぎないこと。極端になりすぎないこと。
正しく使えば非常に役に立つ、文明の源である火は、使い方を誤ると事故に至るエネルギーを持って、中庸の大切さを伝えています。
さて実際のサイについて。世界には5種類のサイが生息していますが、いずれも絶滅の危機に瀕しています。
これは主に、いわゆる薬用としてサイの角が取引されていることと、生息地が失われていることが原因です。穏やかで、毎日同じ場所を訪れる几帳面な性格なので、簡単に殺されてしまいます。
この動物は今-
絶滅の危機に瀕しています。
ブックレットを翻訳しながら、このカードを作っているステイシーが何をもってAkkaneeと書いているんだろう?と思い、「Akkanee India Veda」とネットで検索しても、そのままの単語に適したものはひっかかりません。ただ「アグニ神」の英語のWikipediaページが第一候補になったことで、これだろうと想像するしかありませんでした。とりあえずはアグニ神として理解しつつ、このカードを使うのが無難かなと思います。火のエネルギーとして受け止めればカードはそのまま使えるでしょう。サイの穏やかな性格から火というのがいまいちピンときませんが、まるっと覚えてしまうことにして、カードのイメージからあなたの想像をふくらませてリーディングしてみてくださいね。さて人物像としてはサイですから、のんびりしている、几帳面、人間の役に立つ角から乱獲されているという事情を鑑みて、悪い人に狙われやすい(良いものを持っている)、つぶらな瞳、優しそうな顔?あなたの印象もプラスしてみましょうね。
オラクルメッセージとしては、やはり「極端になりすぎないこと」「断捨離はほどほどに。捨ててしまいすぎないこと」「中庸を保つこと」、タロットで言うところの「節制」のカードに近いのかなと感じます。
インドの結婚式の火の儀式は、こちらのブログがとてもわかりやすいです。結婚式、めちゃめちゃ素敵です!