こんにちは、テレサです。
今回はカードナンバー34、トラ(虎)です。
日本語版がまだ発行されていないDivine Animals Oracleですが、自分で翻訳したものをまとめて記述、引き続きです。1枚につき1記事にしています。今後もタイトルでわかるようにしていますのでチェックしてくださいね。
参考画像は小さめにしているので、あなたもお手元にカードをご用意ください。
じゃあさっそく、いくよー!
№34. Tiger ~トラ~
【意志、決心、がテーマ】
ヒンドゥー教の女神ドゥルガー、彼女は唸るトラの背中に乗っています。彼女は戦いの神で鎮圧と破壊の道具を持っていましたが、その表情は穏やかで落ち着いているものです。
彼女が退治していたのは人生の悪、つまりありもしない幻想や害のある怒り、小さな嫉妬や貪欲。そして意思決定にネガティブな影響を与えるようなあらゆるものに対して。
強い女性性である「シャクティ」を体現する存在で、前途を拓くためにそれを強く行使します。彼女は自然の秩序とありのままの自分を守る存在。トラに乗りポジティブな意志を持って、他人に依存する負の意志を抑えそれに支配されないようにしています。
彼女は8本の腕を駆使して悪を破壊します。トラの尻尾を掴んだだけでなく乗りこなしたのです。
ブックレットにはこう書いてあります。
自分の意志と決意を倫理的な方法で行使しましょう。
Divine Animals Oracle 付属のブックレット
自分の意志を他人に押し付けてはいけません。
他人をコントロールすることはできません。
特に女性の場合は、荒ぶることを恐れてはいけません。
ただし健康的な怒りを抱くことはできても、最終的にはそれをより有用なものに変えなければなりません。
女性性を強く打ち出す女神のためか、女性に向けたメッセージ性の強いカードになっているようです。
ウィキペディアではドゥルガー神は外見は優美で美しいが、実際は恐るべき戦いの女神と書かれています。「普段はおとなしい怒ることができない女性が思い切って怒ること」あるいは「女性性が強いヒステリックな怒りへの自粛」が大切。※腕の数の相違がありますね…(汗)
実際のトラは縄張り意識が強く、非常に広いテリトリーを持ち、様々な生息環境に暮らしています。現在、ほとんどのトラは人間が密集している国に住んでおり、生息地が大幅に減少していることが問題となっています。
トラは人間を殺したり食べたりすることもありますが、それは人間に狩られている最中のような危機的状況で起こることが多いと言われています。
この動物は今-
現在、世界には4,000頭以下のトラが生息しており、絶滅の危機に瀕しています。
ここまで訳してみて、読みながら思ったのは、このカードは5番のクズリのカードと類似していますね。しかしクズリの方は男性性かなと思います。強い激しさや怒りを正しく発することがテーマでした。似たカードを並べ絵を見ながらイメージを膨らますのも楽しいでしょう。世界観も北欧とインドで異なりますね。さて人物像としては、トラ、獰猛そうですね。確実に怒ったら怖い肉食タイプです。がっしりしているけど走りは速そうですね。眼光キラリ。黄色と黒のしま模様の服、そして日本人にとってトラといえば、阪神タイガースのファンとか(?)←ここで?って感じもするのですが、オラクルカードのメッセージですからある意味、何でもヒントになります。こうしてリーディングの際には個人的な記憶なども出してきて良いと思いますよ。
オラクルメッセージとしてはやはり女性的な怒りと何より「意志」の問題に言及したものでしょう。自分の意見をしっかりと持つこと、その意見をちゃんと通すこと。感情的になって主張するのではなく論理的に説得すること。他人に自分の希望や意見を投影しないこと。自分の希望は自分で通すことに留意すること!
ドゥルガーのお守りやポスターもあるんですね!自分の意志を強く保ちたい女性にピッタリかも。
ドゥルガー神がライオンに乗ってる画像もいくつか見かけますが、結局大型の猫科の動物ってことなのかなー。まあ、このカードではトラですからね!トラ!