こんにちは、テレサです💖
やっと前説が一段落つきましたわ。
今回からカード解説に入っていきますよ。大変お待たせしました。
メディスン・カードは絵からインスピレーションを得るというより、解説書の内容から自分を振り返るカードのように思います。そのことで悩みが解消されていく。
ですから、絵よりも知識をまずは頭に入れないといけないですね。
すらすらリーディングできるように、がんばって覚えていきましょうね~♪
カードのご紹介は1枚につき1記事としています。
この記事では、カードを使うにあたって必要だと感じるところを翻訳してまとめていこうと思います。
どうしても完訳が読みたい方はVOICE社刊のメディスンカードを中古で手に入れるのも良いですし、正規輸入品を購入して、ご自身で翻訳してみてください。2021年10月中旬現在、Amazonで3000円ぐらいです。
では早速、いくよー!
№1. Eagle ~イーグル(鷲)~
イーグルよ…高く飛べ、
グレートスピリットに届くまで
貴方のメディスンを私にもわけ与えておくれ
私に触れて、私を讃えておくれ
そうすれば私も、貴方を知ることができるのだ
テーマは『スピリット』
イーグルのメディスンは、グレート・スピリットの力であり、神とのつながりのことです。それは、スピリットの領域で生きながらも、地球の領域でつながり、バランスを保つ能力。
大いなる神秘(Great Mystery)は、アメリカ・インディアンの創造主、宇宙の真理。アメリカインディアンは、この世の事どもすべては「大いなる神秘」が創造したものであり、この世の中心に創造主である「大いなる神秘」が存在していると考える。しばしば英語でグレート・スピリット(大精神、Great Spirit)と表現されるが、「大いなる神秘」の概念は「宇宙の根本原理」に近く、神様のような人格化された存在ではない。ラコタ族のメディスンマンレイムディアーは、ワカンタンカ(大いなる神秘)について、「髭を生やした老人であるとか、そういう人の姿をしたような存在では決してない」と述べている。
wikipedia 『大いなる神秘』
イーグルは空を高く飛び、人生全体において成長しているところを素早く見つけだします。雲の上のイーグルはグレート・スピリットが宿る天界に近いのです。
イーグルの羽は、最も神聖なヒーリング・ツールと考えられています。何世紀にもわたって、癒しを求めてやってくる患者のオーラを浄化するためにシャーマンはイーグルの羽を使ってきました。
アメリカの先住民族の信仰においてイーグルが象徴するのは、努力や理解、そして個人的な力を得るための、入門の試練を完了して達成し終えた気高さです。
イーグルのメディスンのエッセンスを使用する権利を得るためには、人生の山あり谷あり両方を経験して、グレート・スピリットとのつながりを信頼するという試練を通過する必要があります。
もしあなたがこのカードを引いたなら、イーグルはあなたに心を落ち着けて勇気を出すようにと言っています。
なぜなら、あなたは人生において、平凡なレベルを超えたところを飛翔するチャンスを宇宙から与えられているということなのです。
このチャンスを認識する力は、精神的に試される形で現れるかもしれません。
あなたが明晰でいられたなら、自分の魂、性格、感情、精神において、強化し洗練させる必要がある部分がわかるでしょう。
全貌をながめることで、イーグルは、現在目に見えるものの地平線を超えて、自分自身の感覚を広げることを教えてくれます。
未知のものに対して起こる個人的な恐怖を激しく攻撃し克服できるようになれば、あなたの魂の翼は、グレート・スピリットの息吹である、常に存在する風に支えられるようになるでしょう。
体を養うことはもちろんですが、それ以上に魂を養うことが大切です。
母なる大地と父なる空の領域では、飛翔につながるダンスには、恐れを克服し、神と共同創造する冒険に参加する意志が込められています。
もしイーグルがあなたのカードに堂々と舞い降りてきたなら、それはあなたが空気のエレメントと再びつながることのお告げです。
空気のエレメントは精神に関することで、この場合は高次の精神についてです。叡智は様々な不思議な形で現れ、常にグレート・スピリットの創造力と関連します。
もしあなたが過去の事実の影に囚われているなら、イーグルは光をもたらしてくれます。
イーグルは、より高いところに目を向け、祖父たる太陽に心で触れること、光だけではなく影も愛することを教えてくれます。両方の美しさを見れば、あなたもイーグルのように飛び立つことができるでしょう。
イーグルのメディスンは、大空の自由を思い出すための自分に与える贈り物。
イーグルはあなたに、自由であっていい、自分の心が望む喜びに従うことを許可してほしいと伝えています。
逆位置
イーグルの逆位置を引いてしまったあなたは、自分自身の力とグレート・スピリットのつながりを忘れてしまっているようです。
光とは、それを求めれば常に誰にでも用意されているということがわからなかったのかもしれません。
壊れた翼を愛で癒しましょう。グレート・スピリットに愛されているのと同じように自分を愛することが、逆にイーグルから与えられた課題です。
ある段階では、イーグルはあなたに、より高い場所を探して自分の巣を作りなさいと伝えています。
巣は心の故郷であり、いつまでも沼地に留まり続けることはできません。
もしまるで沼地に住んでいるような気がしているなら、それは現状、自分にとって不可能なことによって翼を切り取られていると思い込んでいることと関連があるかもしれません。
イーグルの巣は、空気が澄んで自由に動き回れる山の上にあります。
グレート・スピリットと交わるために、ビジョンクエストをする時かもしれません。断食と祈りによって、必ずや答えが見つかるでしょう。高い理想を求めれば、光はすぐそこまで来ています。
ビジョン・クエストとは、ネイティブ・アメリカンの文化における通過儀礼の一つであり、通常、成人になる若い男性のみが行う。先住民の文化には、それぞれ独自の通過儀礼の名称があり、「ビジョン・クエスト」は英語の包括的な用語であるため、必ずしも正確ではなく、当該文化圏で使用されているとは限らない。
wikipedia 『Vision quest』(英語)
この種の儀式を行っているアメリカ先住民の文化では、通常、エルダーと呼ばれる長老が率いる一連の儀式と、若者のコミュニティによるサポートで構成されている。
ビジョン・クエストでは、長老たちが選んだ自然の中の神聖な場所で、4日間の完全な断食が含まれている。コミュニティによっては、何世代にもわたって同じ場所を使用していることもある。この間、人生の目的、コミュニティでの役割、人々への最高の奉仕の方法を見出すのに役立つような幻視を見られるよう若者たちはスピリットに祈り、叫びをあげる。夢や幻視には、動物や自然の力などの自然の象徴が含まれることがあり、エルダーによる解釈が必要となる。成人した後は、この経験によって、若者はこの役割をマスターした大人として弟子や生徒になれる。
昼の空の守り神、このカードでもさすがのトップバッターはイーグル。イーグルは典型的なアメリカ先住民インディアンのシンボル、という気がします。スマッジングファンづくりにも必ず入れたいイーグルの羽(なかなか手に入らないですけども…)
グレート・スピリットと一番近い高い場所、グレートスピリットのエネルギーを運んでくれる動物。
その大いなる存在とのつながりを常に念頭に置いて、共同創造するつもりで生きることを求められるカードであり、もし不幸であると感じるならば、そのつながりを思い出して!いつも見守ってもらえているし、グレートスピリットからの光は求めれば誰にでも届く。常に祝福を得ているんだよ、というメッセージでした。
ちょうどこの記事を最初に公開した日、小室眞子さんがご結婚の会見をされました。
会見の中で眞子さんが「私たちにとって結婚は、自分たちの 心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした。」とおっしゃいましたが、まさにイーグルのカードにピッタリだと感じました。この本に沿ってお話するならば、お二人の結婚は苦難の連続こそが精神的に試されている期間であったと。眞子さんは体調を崩されましたが、お二人は心に従って強い意志をもって、本当の自由を行使しこれからの道を歩まれました。グレート・スピリット(眞子さんの場合は日本の神様たちでしょう)は常に光を与えている。世論は賛否両論でしょうが、私はそう思いました。
さてカードに戻るとイーグルの巣からのインスピレーションで、より高みを目指しなさい、というアドバイスもありました。目標をうんと上げて挑戦していくのも期待される行動でしょう。
このカードはさすがに、引いたら運命が好転する感じがしますね。そんなことは解説書のどこにも書いていないですけどね(笑)!